エスニコが初めて試みた全7回40時間を超える医療通訳研修の最終回は、12月13日(日)無事に修了式を迎えることができました。午前中は、日ごろお世話になっている手稲渓仁会病院の皆様による講義、午後は参加者一人ずつの通訳模擬披露を行いました。参加者のみなさま、ご協力いただいた皆様ありがとうございました!

師走のお忙しい中、手稲渓仁会病院副院長で外科医の大野先生(上の写真向かって左)率いる「外国人患者診療検討部会」の6人の方々におこしいただきました。おかげさまで最終回にふさわしいすばらしい内容の研修になりました。

内科のドクターであり、研修医の指導責任者という立場でもあられる星先生(上の写真向かって右)は、「外国人患者の診療について」の講義をしてくださいました。米国、中国に滞在された経験から、外国人患者を診察する上での医師として、各国の医療や文化の違い、また医療通訳をする上での貴重なアドバイスまで知りたいことばかり・・・・はい!エスニコは「患者の思いを伝える通訳」を目指してがんばります!

冒頭に「手稲渓仁会病院における外国人患者対応への取り組み」をTQM推進室主任の永谷さん(写真向かって左)といつも優しい地域連携福祉センター主任の橋本さん(写真向かって右)がお話してくださいました。ドクターヘリと外国人患者対応・・興味津々の内容でした。永谷さんには、急にお願いした質疑応答&交流コーナーでの司会を引き受けていただき感謝しています!

また、地域連携福祉センターの医療ソーシャルワーカー(MSW)の鹿野さん(下の写真向かって左)は「MSWの外国人対応」と題し、とてもわかりやすく話していただきました。病院では患者さんに関する様々な問題があるとMSWに集まるとのこと、窓口になって繋ぐことは外国人の患者さんにとっても心の拠り所になりますね。

講義のラストは、臨床検査技師であり臨床検査部マネージャーの工藤さん(下の写真向かって右)です。動画入りの沢山のスライドを作成の上、検査について丁寧に説明してくださいました。臨床検査技師会のセミナーでエスニコが担当した英語の資料を現場で役立ていただているとのこと、とても嬉しく思います!

この研修を機会に地域で連携を深めて外国人の患者さんが安心して診療に臨めるように励みたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします!