ここ札幌も、このところ暖かくなってきました。とはいっても全国の桜だよりは異国の出来事のよう。何しろ数か月振りに、ようやく土が見えてきたところです。それでも新年度は、ここにも、やってきました。

年度末書類の作成に追われつつ、週末に関わらず、エスニコの行事は盛りだくさん。せわしい中ですが、楽しみながら活動は平常に開催しています。2023年度の年間企画は正に取り組んでいる最中、対面活動がどの程度可能なのかが明確ではないため、なかなか進みません。活動が参考になることもありますし。

さて、今期最初の行事は、本日4月1日の医療通訳研修です。オンラインで実施する中国語の医療通訳の皆さんと演習します。この研修は医療通訳ボランティアの登録を更新するためでもあります。オンラインのため札幌以外からも参加します。医療通訳は通訳言語によって特徴が異なります。英語の場合、9割以上の通訳さんは第1言語が日本語、つまり日本人です。

ところが、中国語の場合、英語とは逆転して第1言語が中国語の通訳さんが多くなります。日本語をもっと学ばなければならない人と、中国語の学習が必要な人をどう組み立てて研修を活かすか、考案中です。やり方次第では、とても効果的です。言語だけではなく文化が絡む会話内容が必ずでてきます。そうなると広い中国でも地域によって習慣も違い、考え方も異なります。きっとまた、話が横道にそれるんだろうなあ。意見もぶつかるけど、これも楽しいのです。

2023年度は、異なる文化を絡ませて楽しむことを、もっと多くの人に味わってもらいたい。そう思います。

そうだ。年間企画に、「初めて異文化に触れる人を増やす」そんな計画を入れよう!